中小企業診断士資格取得の勉強法

資格取得のための勉強法を伝授

中小企業診断士の学習範囲はとても広いのですが、理解に苦しむほど難しいわけではありません。そのため、何度もテキストを読み込むのがインプットの最も有効な方法です。ノートを作るくらいであれば、その時間をより多くテキストを読み込むことに使ったほうが確実な学習方法なのです。ただし、範囲が広い分、的を絞ることが重要です。出題頻度の高い論点からメリハリをつけるのです。テキストを読んでいても、何度も繰り返し出てくるような内容がありますので、そういった重要な部分に注目してインプットしていきます。テキストの全てを覚える必要はありません。

また、試験に合格する人は、細切れ時間を最大限有効活用しています。学習時間は個人差がありますので、必ず〇〇時間勉強しなければいけないというわけではありません。しかし、11時間勉強していたら合格した…なんて人はほとんどいません。それなりに勉強時間を確保する必要があり、自分の勉強の進み方で自分がどれくらい時間を必要とするのかを把握する必要があります。そのうえで、自分は1日に〇時間勉強する必要がありそうだから、最低限その時間は必ず捻出する!という気持ちをもって毎日行動しなければいけません。これは勉強を癖づけるまでは大変ですが、これができない人は必ず落ちると言っても過言ではありません。

過去問は最高の教科書

テキストで最低限必要な基礎知識をインプットすることは必要ですが、そのうえで過去問を利用しアウトプットをしていくことが重要です。問題集を利用してもいいのですが、過去問を利用したほうが有効です。資格試験に慣れている人はきまって過去問を徹底的にやっています。過去に出ている問題を潰していくと、問題の方向性もわかりますし、どこが重要なのかがテキストよりリアルに表れているため、的を絞りやすくなるのです。アウトプットによって知識を定着させるとともに、どのような知識をつけるべきかがよくわかるようになります。

移動時間を有効活用する

インプットにはテキストの読み込みが一番有効であるため、移動時間などのちょっとした時間を利用して学習を進めると非常に効率的です。家で1時間勉強するよりも、仕事帰りの15分の電車での学習のほうがずっと集中できます。そういったギュッと集中できる時間を小分けに捻出すると、少ない時間でも確実に身につく学習ができるのです。

1次試験対策

勉強方法として、試験本番までに7科目を3周する「3回転方式」をおすすめします。1周に時間をかけてじっくり行うのではなく、何度も繰り返すことで知識を定着させるのです。最初はしっかりと読み込み、2回目は過去問を解いたうえでわからなかったところをテキストで確認します。3回目は自分の苦手とする部分を集中的につぶしていきます(直前の試験で間違えたところなど)。また、1次試験対策と言っても、その時点で2次試験を念頭に入れた学習をする必要があります。そうでないと、確実に2次試験で落とされるからです。1次で求められるのはインプットした知識が確実に身についているかどうかの「知識」ですが、2次で求められるのは身につけた知識を実際の事例でうまく活用できるかどうかの「知恵」です。うまく応用することを念頭に知識を身につけていかないと、頭でっかちの知識人で終わってしまいますので、柔軟性を必要とする2次試験には太刀打ちできません。

この2次試験を見据えた1次試験の勉強には、実は効率的な勉強順が存在します。以下でその順番を紹介しますが、これは大手予備校で取り入れられているスケジュールとなっています。

  1. 企業経営理論
  2. 財務会計
  3. 運営管理
  4. 経済学・経済政策
  5. 経営情報システム
  6. 経営法務
  7. 中小企業経営・中小企業政策

これは、しっかりと内容を理解し、何度も繰り返し学ぶべき科目は最初のほうに、ただ暗記すれば乗り越えられる科目は後ろにスケジュールされています。これが最も効率的な学習順なのです。

2次試験対策

2次試験は論述試験となりますので、丸暗記では絶対に乗り越えられません。そのための対策が必要なのです。上でも紹介しましたが、2次試験は応用の力が必要となり、1次試験の知識をどう活かすことができるかを問われます。そのため、1次試験の学習時に事例企業に当てはめながら、今の知識がどのように経営課題に関わり、解決のためにどう活かすべきかを考えながら学習することが重要です。身につけた知識を知恵へ変換できるかを試しながら学習を進めるのです。

2次試験にとても重要となる1次試験の科目は「企業経営理論」「財務会計」「運営管理」「経営情報システム」です。上で紹介した学習順でも、最初のほうに並んでいますよね。ただ知識をインプットすればいいのではなく、事例においてうまくアウトプットできる力が求められるからです。

まとめ

ただただ時間をかけて勉強をしても受かるものではありません。「学習時間を自分で作る努力をすること(学習の癖をつけること)」「的を絞ってメリハリある学習スケジュールを立てること」「インプットではとにかくテキストを繰り返し読み込み、アウトプットでは過去問を利用すること」「正しい勉強順を守り、知識から知恵へ変換する力を身につけること」が中小企業診断士の資格勉強において重要となるポイントです。

また、100点満点を狙う必要はありません。1次も2次も、満点の6割程度を取れていればいいのです。捨てるところは捨て、60点は絶対に取れる!という学習法を行うのが重要なのです。この「的を絞る」という部分は中小企業の戦略にも必要となってくるため、資格の勉強からそういった意識をもって行うと資格取得後も実践に入りやすくなるのではないでしょうか。

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