難しいとはわかっていても、自分で時間を融通でき、さらに低コストで済む独学で頑張りたい!という人に向け、テキストを紹介します。
「スピテキ」という愛称で受験生の多くに知られている教材です。内容がTAC(大手資格学校)の講義と同じことから、独学に有効だと考えられます。
こちらの愛称は「スピ問」。内容がTACの講座における問題集と同様であり、この教材のすごいところは過去問や模試などの中からTACが選りすぐった良問ばかりが載っています。本来であれば過去問をおすすめしたいところですが、こちらも良い教材です。
過去問をひたすら解くだけであれば、協会で入手すれば無料で済みます。この教材は過去5年分の過去問が載っているのですが、おすすめする理由はTACが受験生をリサーチした正答率も載っているところです。正答率が高い問題は確実に抑える必要があるため、どの問題を集中的に学習すべきかがわかります。
※上記3つの教材はTAC関連になります。1次試験の教材はTACのものが優れていると言われています。これは企業経営理論ですが、同じシリーズでほかの科目もあり、それも優秀な教材です。
ポケットブックという名前だけあり、覚えるべき必要事項がコンパクトにまとめられています。できるだけコストを抑えたい場合、こちらの1日目と2日目の2冊を購入し、まずは最低限の知識を徹底的にインプットすると良いかと思います。その後問題集を解き、自分の弱点となる部分のテキストを別で買い足すと時間も短縮できます。
この教材をすべて徹底的に解くとなるとかなりの時間を要します。そのため、苦手だと感じる部分を集中的に補強するために利用することをおすすめします。
集中特訓というだけあり、サクサクと解くことのできる問題集です。スピーディかつ的確に回答を導き出すための訓練ができます。
受験者の7割近くは買っていると言われている外せない教材です。合格の答案と不合格の答案が分析されていることで、どのようなレベルだと合格できるのかを把握したり、うまい答案がどういうものかを知ることができます。さらには、合格者の勉強方法や試験の体験談なども記載されているため、絶対読んでおきたいテキストです。ただし、売り切れることが多いので予約しておきましょう。
事例IVの財務会計のための計算問題集です。事例IVの財務会計は試験において最後の難問とさえ言われているため徹底的に解いておきたい教材です。
受験者に「イケカコ」という愛称で知られている教材で、意思決定会計(事例IVでよく出題される)を集中的に学習できるテキストになっています。この本は、実は中小企業診断士の試験対策の本というわけではないのですが、とても参考になると言われています。
予備校で教えてもらえるテクニックは独学では学ぶことができません。そのため、この本でノウハウを学ぶことで、どのように回答すべきか?学習方法はどうしたらいいのか?などの疑問を解消することができるかと思います。
基本的な問題に丁寧な解答がついた問題集です。割とコンパクトにまとめられており、試験直前にチェックするにも便利です。また、動画で解説講義を見ることができたり、解答用紙をダウンロードすることもできます。
年間で800件以上の添削指導をしている先生が書いた教材で、シンプルかつ的確にまとめられています。ツボを押さえていると人気を集めています。
1次試験の教材を、たとえば「最速合格のための~」シリーズで7科目揃えるとすると、テキスト・問題集・過去問で3万5千円程度にはなってしまいます。そこにプラスでほかの教材を買い足すとなると(当然2次試験用は別に必要ですし)、やはり5万円は必要となります。すべてを独学にして合格を狙うのは難関ですし、コストもそう変わらないのであれば、通信教材を考えるのもひとつの方法だと思います。教材はあくまで通信教育の補助として考えていたほうが良いかもしれません。
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