同時取得可能な関連資格

中小企業診断士の資格と学習範囲が重なる資格

中小企業診断士の学習範囲は非常に広く、1次試験で7科目も学ばなくてはいけません。実は、この7科目と学習範囲が重なる資格が存在します。この資格の勉強をすることで、7科目の基礎的な部分を抑えることができるようになるため、中小企業診断士の学習も無理なく進めることができるようになります。その資格について紹介していきます。

経済学検定(ERE)

経済学検定とは、経済学に関する数理的・理論的な基礎知識の習得や実態経済における初歩的な応用能力がどのくらい身についているかを判定するための試験となります。対象は、基本的には経済学部や社会科学系学部の大学生やビジネスパーソンとなっています。

  • 試験日:7月と12月
  • 受験料:経済学検定(ERE) 5,400円(税込)/EREミクロ・マクロ 3,240円(税込)

参考:EREのHP(http://www.ere.or.jp/examination/)

この資格の「EREミクロ・マクロ」の範囲が、中小企業診断士の「経済学・経済政策」に重なります。そのため、EREではなく、EREミクロ・マクロの試験だけで十分です。この試験は、合否ではなく、7段階による判定で結果がでます。中小企業診断士を目指すのであれば、上から3つ「S、A+、A」のどれかの判定はほしいところです。

日商簿記検定(2・3級)

簿記は、経営状態を把握し、コストを意識するために必要な知識です。そのため、企業の規模や業種、業態、職種に関係なく、誰にでも役立つスキルとも言えます。経理にとっても必要となる会計知識に限らず、財務諸表を読み、経営管理や分析を行うことができるようになるからです。細かく経営活動を記録、計算、整理する力をつけることで、経営成績や財政状態を明確に示すスキルが身に着きます。

  • 試験日:6月と11月と2月
  • 受験料:2級 4,630円(税込)/3級 2,800円(税込)

参考:商工会議所の検定試験のHP(https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping)

簿記は、中小企業診断士の「財務・会計」の範囲と重なるのですが、この財務・会計は簿記3級よりは難しいけれど簿記2級よりは易しいというレベルです。そのため、もちろん2級を取得できれば中小企業診断士の科目も簡単にクリアできるのですが、簿記2級は結構難しい内容になりますので、とりあえず3級を取得し、2級は深入りしないようにしましょう。

ビジネス会計検定(2・3級)

ビジネス会計検定は、財務諸表に関する知識や分析力について判定する試験となっています。

  • 試験日:9月と3月
  • 受験料:2級 6,480円(税込)/3級 4,320円(税込)

参考:ビジネス会計検定試験のHP(https://www.b-accounting.jp/about/)

財務諸表といえば簿記でいいのでは?と思われた方もいるはずです。内容が似ていますよね。当然中小企業診断士の科目で重なるのも「財務・会計」になります。実は、簿記で求められるスキルは「財務諸表をつくる力」なのに対し、中小企業診断士の財務・会計で求められるスキルは「財務諸表を読む力」です。この読む力にまさに重なるのは、簿記よりもビジネス会計検定なのです。

ただし、知名度はやはり簿記検定に負けますので、せっかく取得するなら有名なほうが得だと考える方は簿記を、ぴったり範囲が重なるほうが良いのであればビジネス会計検定をおすすめします。ビジネス会計検定であれば、2級まで取得しましょう。

経営学検定/マネジメント検定(中級・初級)

経営学検定/マネジメント検定は、経営に関わる知識を基礎的に、かつ専門的に獲得し、それを応用する力を持っているかを判定する試験です。具体的には経営管理能力や問題解決能力のレベルをみます。

  • 試験日:6月と12月
  • 受験料:中級 6,800円(税込)/初級 4,700円(税込)

参考:マネジメント検定のHP(http://mqt.jp/outline_01.html)

中小企業診断士の「企業経営理論」と重なる試験で、中級までは取得しましょう。

販売士検定(リテール・マーケティング)

販売のために必要となる知識や技術、マーケティング、仕入れや在庫管理などについて、より専門的な立場でマネジメントできる人材かどうかを判定した試験です。

  • 試験日:7月と2月
  • 受験料:3級 4,120円(税込)

参考:商工会議所の検定試験「販売士」のHP(https://www.kentei.ne.jp/retailsales)

中小企業診断士の「運営管理」の科目と重なります。試験には3級を取っておけば役立ちますが、多くの人が中小企業診断士の資格を取得後に1級まで取得し、ダブルライセンスを狙うそうです。この資格は、中小企業診断士として、小売店などへのアドバイスを行う際にとても役立ちます。

ビジネス実務法務検定(2・3級)

業種、職種に関係なく、ビジネス上必要とされる基本的な正しい法律知識を習得しているかどうかを判定する試験です。

  • 試験日:7月と12月
  • 受験料:2級 6,480円(税込)/3級 4,320円(税込)

参考:ビジネス実務法務検定試験HP(https://www.kentei.org/houmu/)

中小企業診断士の「経営法務」と内容が重なります。2級までは取ったほうが役立ちます。

ITパスポート

ITの基礎的知識がついているかを判定する国家試験です。ITだけでなく、経営全般やプロジェクトマネジメントの知識も身に着きます。

  • 試験日:随時
  • 受験料:5,700円(税込)

参考:ITパスポート試験HP(https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html)

中小企業診断士の「経営情報システム」に内容が重なります。ITやシステムに関わることのなかった人は、ITパスポートから入ったほうが学習しやすそうです。本当であれば、ITストラテジストという資格のほうが「経営情報システム」に近く、科目も免除されるのですが、とても難しい資格ですので、基礎知識のない人はITパスポートがおすすめです。

中小企業診断士の資格は、とても幅広い範囲を学習する必要があることから、内容が重なる他資格はたくさんあります。そのため、基礎を埋める意味でもダブルライセンスを狙うためにも似た資格を取得するのもとても良いことです。ただし、最短で中小企業診断士の合格を狙っている人は、寄り道をせず、脇目も振らずに一本に絞るべきです。

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